最近、「+28」から始まる見慣れない国際電話の着信があったという声がSNSを中心に広がっています。
スマホの画面に国名の表示もなく、不審に思った方も多いのではないでしょうか。
一体この番号はどこの国からなのか、そしてもし出てしまったら何が起こるのか——結論から言うと、「+28」は多くのケースで国際電話の国番号としては未割り当て。
つまり正規の国では使われていない番号なのです。本記事ではその正体と対応策について詳しく解説します。
謎の国際電話「+28」ってどこ?正体不明の着信に注意!
最近、SNSを中心に「+28から始まる国際電話の着信があった」という声が増えています。
スマートフォンの画面には国名の表示もなく、突然かかってくるこの電話に多くの人が不安を感じているようです。
一見すると海外からの電話に見えますが、実はこの「+28」の国番号はほとんどが未割り当て。
つまり、どこの国にも正式には登録されていない番号からの着信ということになります。
なぜ「+28」の番号がかかってくるの?
国際電話の国番号は、国際的にルールが定められており、「+27」が南アフリカ、「+282」は西サハラといった具合に決まっています。
しかし、+280や+281といった番号を含め、「+28」で始まる番号の多くは正式に割り振られていないもの。
にもかかわらず、こうした番号から電話がかかってくるのは不自然で、詐欺や悪質な営業の可能性が高いと考えられます。
「+28」はベラルーシ?その噂の真相とは
一部では「+28はベラルーシの番号では?」という噂もあるようですが、これは誤解です。
国土交通省が公開している資料に「ベラルーシ=28」という記載がありますが、これはチャイルドシートの認証番号の話であって、電話番号とは無関係。
したがって、「+28=ベラルーシ」は誤情報と考えてよいでしょう。
「+28」の電話に出たらどうなる?実際の事例
SNS上の投稿では、+28からの電話に出たところ、中国語の音声で営業トークが始まったという報告もあります。
さらに、過去には中国語の自動音声で「あなたの名前で犯罪が発生した」などと脅してくる詐欺の電話も確認されているため、非常に注意が必要です。
言葉が理解できないと戸惑いますし、万が一個人情報を聞き出そうとしているケースであれば、出てしまうだけでもリスクになることがあります。
総務省を名乗る自動音声も出現中!
さらに、最近では「総務省から通信停止の通知が来た」という事例も見られています。
電話内容は「2時間後に通信が止まる」という自動音声が流れたというもの。
しかし、総務省の公式X(旧Twitter)では**「個人に電話で通信停止を伝えることはない」と明言**しており、このような電話は詐欺である可能性が非常に高いとされています。
「+28」からの電話が来たらこう対応しよう
こうした怪しい国際電話には、以下のように対応するのが安全です。
- 基本は無視すること
- 誤って出てしまってもすぐに通話を終了
- 絶対に折り返さないこと(高額な通話料が発生する可能性も)
電話番号が不明確、もしくは正体不明な国際番号からの着信は、詐欺やスパムの温床になりがちです。
興味本位で対応してしまうと、被害に遭うリスクもありますので、注意しましょう。
まとめ:+28からの電話は“未登録の国番号”が狙われている?
「+28」で始まる電話番号は、現時点ではほとんどが未割り当てであり、正規の国際電話ではないケースが多いです。
実際に詐欺の温床となっている事例も報告されているため、不用意に出ない・折り返さないという対応が鉄則。
今後も同様の番号からの不審な電話が増える可能性があるため、SNSや公式情報をチェックしつつ、冷静な対応を心がけましょう。
まとめ
+28から始まる電話番号は、国際電話の国番号としてはほとんどが未割り当てであり、正規の国に属していない可能性が高い番号です。
そのため、このような着信には詐欺や迷惑電話のリスクがあると考えられます。
実際に中国語の自動音声や不審なメッセージが流れるケースも報告されており、出ることでトラブルにつながる可能性も。
基本的には出ずに無視し、折り返しは絶対にしないことが安全です。不審な番号には十分注意しましょう。