2024年の甲子園大会が間近に迫り、高校野球ファンの期待も最高潮に達しています。
今年の夏も熱い戦いが繰り広げられることでしょう。
そこで、私たちは早くもベスト8の予想に挑戦します。
どのチームが力強い戦力を持ち、甲子園の舞台で輝きを放つのか、注目の選手や戦術も交えながら、予想を立てていきます。
各地区の強豪校や新鋭のチームが織りなすドラマに、ぜひご期待ください。
阪神甲子園球場の誕生と歴史
1924年8月1日、日本初の本格的な野球場として誕生したのが阪神甲子園球場です。
その歴史は1922年、阪神電鉄が計画した鉄道沿線の開発構想から始まります。
この構想では、鉄道の北側に住宅地を、南側に遊園地とスポーツセンターを建設する計画が立てられました。
この時期にはすでに全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高等学校野球選手権大会)が存在し、大阪府の豊中球場や西宮市の鳴尾運動場で開催されていました。
しかし、これらの球場は規模が小さく、野球人気の高まりと共に増え続ける観客に対応しきれない状態でした。
そこで、大規模な球場の建設が求められ、その声に応える形で阪神甲子園球場が建設されました。
球場の完成年は
「甲(きのえ)」と「子(ね)」
の年が60年ぶりに巡り合う年にあたり、この縁起の良い年にちなみ、開発エリアは「甲子園」と名付けられました。
野球場も「甲子園球場」と命名されました。
甲子園球場は完成した年の夏に第10回全国中等学校野球大会を開催し、翌年の春には第2回全国選抜中等学校野球大会が行われました。
これが高校野球の聖地としての歴史の始まりです。
戦後、一時期アメリカ軍に接収されていましたが、1947年に返還され、春と夏の野球大会が復活しました。
数多くのドラマが生まれ、スター選手を輩出してきた阪神甲子園球場。
黒土と緑の芝生が美しいグラウンドは、選手たちだけでなく、応援に駆けつけた観客の心にも深く刻まれています。
2024年甲子園の予定
第106回全国高等学校野球選手権大会は、
2024年8月7日(水)から17日間
にわたり、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催されます。
(雨天順延、3回戦2日目、準々決勝、準決勝の翌日に休養日を含む)
⚫︎ 出場校:49校(北海道は北と南、東京は東と西の2校)
⚫︎ 組み合わせ抽選会:2024年8月4日(日)
2024年甲子園ベスト8予想
東海大相模高校
投手力が鍵となる今大会で、エースの藤田投手を中心に、2年生の福田投手、3年生の塚本投手が揃う東海大相模高校を挙げました。
チーム打率は.395で、得点数は出場校1位の66点と打撃力も抜群です。
1番の三浦選手、4番の金本選手が重要な役割を果たしそうです。
関東第一高校
畠中投手・坂井投手を中心とした投手陣に加え、プロ注目の髙橋選手を擁するバランスの良いチームです。
初戦の北陸高校の竹田投手・井黒投手に勝利すれば、勢いに乗れそうです。
青森山田高校
優勝候補の一角で、チームの実績も甲子園出場校の中でトップクラス。
関投手と櫻田投手の二枚看板が揃い、4番の原田選手を中心に長打力もあります。
このブロックでは抜きん出た存在と考えられます。
智弁和歌山高校
和歌山県大会を2失点で抑えた2年生エースの渡邉投手が中心。
打線では1番の福元選手、4番の花田選手が期待されます。
チーム打率.393と高打率で、花巻東高校や滋賀学園などの強豪が揃う注目のブロックです。
大阪桐蔭高校
今年も優勝候補に挙げられる大阪桐蔭高校。
平嶋投手・南投手・中野投手・森投手と豊富な投手陣が揃い、野手も境選手・徳丸選手を中心に2年生の宮本選手・増田選手が控えています。
初戦は興南の田崎投手と対戦し、好カードとなるでしょう。
京都国際高校
春の近畿大会優勝校で、京都府大会でも10得点以上を取る打線の強さが際立ちます。
好投手の中崎投手が持ち味のテンポ良い投球を見せ、優勝候補の花咲徳栄高校や札幌日大、西日本短大付属といった実力校が揃うブロックです。
中京大中京高校
エースの中井投手を中心に、田中投手・宮内投手と充実した投手陣を擁します。
打線では3番の山田選手、5番の仲選手が強打を狙います。
木更津総合高校と神村学園の勝者との2回戦は注目の試合です。
報徳学園高校
センバツ大会準優勝の実力を持ち、兵庫県大会を勝ち上がった報徳学園高校。
エースの今朝丸投手、間木投手、伊藤投手が揃い、打線も西村選手・斉藤選手の3年生コンビが中心。
2年生の橋本選手・山岡選手の活躍も光っています。早稲田実業との対戦が期待されます。
まとめ
2024年の甲子園大会、ベスト8予想を振り返ると、今年の大会も例年以上に激戦が予想されます。
強力な投手陣と打撃力を兼ね備えたチームが上位進出の鍵を握るでしょう。
特に注目すべきは、地域大会での圧倒的な勝利を収めた強豪校や、サプライズを起こしつつある新鋭チームです。
それぞれのチームの戦力や戦術に基づき、甲子園での感動的なドラマが繰り広げられること間違いなし。
夏の甲子園の熱戦を楽しみにしながら、今後の展開に注目していきましょう。