はじめに
- 事件概要: 三菱UFJ銀行の元行員である今村由香理容疑者は、貸金庫から2020年4月から2024年10月までの約4年半にわたって顧客の金品を盗んだ疑いで逮捕されました。
- 被害額: 盗まれた金品の総額は十数億円にのぼるとされています。
- 動機: 今村容疑者はFX取引や競馬で多額の損失を出しており、返済に困っていたため犯行んい及んだと供述しています。
事件の詳細
三菱UFJ銀行で25年以上勤務し、支店長代理を務めていた今村由香理容疑者は2025年1月14日に逮捕されました。
練馬支店と玉川支店で犯行が行われ、2024年11月に懲戒解雇されています。
貸金庫の鍵を管理する立場にあり、犯行の手口は、予備鍵を悪用したとされています。
被害者と被害額
被害者数は約60人の顧客で、被害総額は時価で十数億円( 金塊約20キロ、2億6000万円相当)にのぼると推定されていて、
顧客からの問い合わせにより、2024年10月末に発覚しました。
三菱UFJ銀行は被害者に対して謝罪し、再発防止策を講じるとしています。
犯行の手口
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=53M6NaUEw4w
銀行が保管する予備鍵を無断で使用して貸金庫を開けて犯行に及び、他の顧客の金庫から一時的に補填するなど、発覚を遅らせるための偽装も行っていました。
また、盗んだ金品の記録を携帯で管理していたとされています。
盗んだ金塊などは質店で現金化し、投資に充てていたと供述している様子で、
そのような犯行ができた理由は、銀行の予備鍵の管理が不十分だったと、銀行側が謝罪しています。
動機
動機は、FX取引で少なくとも10億円の損失を出していたことや、競馬でも多額の損失を出しており、返済に苦慮していたと供述しています。
消費者金融からも借金があり、返済が行き詰まっていたとされています。
銀行は事件発覚後、今村容疑者を懲戒解雇し、警察に相談しました。
まとめ
現在、警視庁は質店での取引記録を調べ、捜査を進めている状況。
刑期予測は、現時点で具体的な刑期は決まっていませんが、窃盗罪の重さや被害額の大きさから長期の実刑判決が予想されると思われます。
三菱UFJ銀行は再発防止策を講じ、信頼回復に努めると謝罪をしていて、
この事件は銀行ビジネスの信頼を揺るがすものであり、社会的関心が高まっています。
今後の法的手続きにおいて、被害者への補償や再発防止策の実施を求める声も多数あがっているようです。