全国で人気のドミノピザが、2024年から2025年にかけて多数の店舗を閉店していることが話題となっています。
突然の閉店ラッシュに驚いた方も多いのではないでしょうか?本記事では、閉店した店舗の一覧に加えて、その背後にある理由や背景について詳しく解説します。
運営元であるオーストラリア本社の方針や、セブンイレブンの宅配ピザ参入など、閉店の要因はさまざまです。
気になる閉店の詳細をぜひチェックしてみてください!
ドミノ・ピザの最新閉店情報(2025年1月時点)
全国的に人気のドミノ・ピザですが、2024年から2025年にかけて複数の店舗が閉店していることが明らかになっています。
この記事では、閉店した店舗の一覧とその詳細をまとめました。
お近くの店舗が閉店している場合は、事前にご確認ください。
2025年1月の閉店店舗
阪南鳥取店(大阪府阪南市)
- 閉店日:2025年1月4日頃
- 住所:大阪府阪南市新町119-1 サニーアベニュ
※一部では火災による一時休業の情報もあります。
2024年9月の閉店店舗
久里浜店(神奈川県横須賀市)
- 閉店日:2024年9月頃
- 住所:神奈川県横須賀市舟倉1丁目16-7
2024年8月の閉店店舗
8月には全国で多数の店舗が閉店しました。特に東北地方や関東圏を中心に閉店が相次いでいます。
- 八戸類家店(青森県八戸市類家4丁目22−16)
- 古川駅東店(宮城県大崎市古川駅東1丁目5-10)
- 利府ペアガーデン店(宮城県宮城郡利府町利府新大谷地42-3)
- 館林店(群馬県館林市朝日町3−41)
- 花園インター店(埼玉県深谷市荒川鍛冶ヶ谷356-4)
- 小田原中里店(神奈川県小田原市中里237−2)
- 桑名中央店(三重県桑名市中央町5丁目13)
- 播磨町店(兵庫県加古郡播磨町南野添1丁目17−10)
- 松山久米店(愛媛県松山市久米窪田町1159-1)
- 坂出本町店(香川県坂出市本町3丁目5-16)
- フレスポ鳥栖店(佐賀県鳥栖市本鳥栖町537 フレスポ鳥栖 1階)
- 北見店(北海道北見市東三輪2-39-3)
- 高崎上大類町店(群馬県高崎市上大類町933−2)
- 川口桜町店(埼玉県川口市桜町1丁目14−11岡田屋ビル1階)
- 川越宮元町店(埼玉県川越市宮元町15−8)
- ウニクス秩父店(埼玉県秩父市上野町805-14 ウニクス秩父 1階)
- 日高猿田店(埼玉県日高市猿田128-1)
- 久留米上津店(福岡県久留米市上津町1669-1)
- 大分仲西町店(大分県大分市仲西町1丁目3−12)
- 青森観光通り店(青森県青森市青葉3-8-10)
- 秋田仁井田店(秋田県秋田市仁井田蕗見町2-12)
- 盛岡南店(岩手県盛岡市三本柳5地割1-9)
- かすみがうら千代田町店(茨城県かすみがうら市下稲吉2653)
- 坂井春江町店(福井県坂井市春江町江留下屋敷76)
- 長崎時津店(長崎県西彼杵郡時津町元村郷815-3)
- 大橋駅南口店(福岡県福岡市南区大橋1丁目5−1 西鉄大橋駅高架下)
- スパイシーモール行橋店(福岡県行橋市西泉6丁目5−1 スパイシーモール行橋B棟1階)
2024年5月の閉店店舗
北海道から九州にかけて幅広いエリアで閉店が確認されています。
- 函館松風町店(北海道函館市松風町16-15)
- 岩見沢店(北海道岩見沢市4条西16丁目12‐1)
- 音更木野店(北海道河東郡音更町木野大通西8丁目1-3)
- 青森市役所前店(青森県青森市橋本1丁目3−14 青陽ビル 1階)
- 山形南館店(山形県山形市南館1丁目9-16)
- 米沢金池5丁目店(山形県米沢市金池5丁目8−82)
- 酒田山居町店(山形県酒田市山居町2丁目1-5)
- 聖蹟桜ヶ丘店(神奈川県大和市上和田979-1 シルバーコーポ)
- 高千穂通店(宮崎県宮崎市高千穂通1丁目6−32 高尾ビル1階)
- 熊本迎町店(熊本県熊本市中央区迎町2丁目1−22)
2024年1月の閉店店舗
- 東十条店(東京都北区東十条3丁目9−1)
- 閉店日:2024年1月8日(月)
今回の閉店情報からもわかるように、ドミノ・ピザは全国で店舗の見直しを進めている様子です。
地域によってはお馴染みの店舗が閉店してしまうこともありますが、新しい展開や新規オープンの可能性も考えられます。
お近くの店舗情報は公式サイトなどで確認し、最新情報をチェックしておきましょう。
ドミノ・ピザの閉店理由は?その背景を徹底解説
全国各地で相次ぐドミノ・ピザの閉店。ファンの間では驚きとともに、その理由について多くの関心が寄せられています。
閉店の背景には、本国の経営方針や競合他社の影響、さらにはコロナ禍後の市場変化が複雑に絡み合っています。
ドミノ・ピザの閉店理由はこの2つ!
ドミノ・ピザが相次いで店舗を閉鎖している主な理由は以下の2点です。
1. 本国の方針による不採算店舗の整理
2024年7月17日、ドミノ・ピザを運営するオーストラリアのドミノ・ピザ・エンタープライゼスが、日本国内の不採算店舗を対象に最大80店舗の閉鎖を発表しました。
この決定は、収益性の低い店舗を整理し、経営の効率化を図るためのものです。これが、閉店ラッシュの最も大きな要因となっています。
2. セブンイレブンの宅配ピザ事業の参入
もう一つの大きな要因は、セブンイレブンの宅配ピザ市場への参入です。セブンイレブンは、店頭で焼き上げた冷凍ピザの宅配サービスを首都圏で試験的に開始。
2024年8月には200店舗規模にまで拡大する見込みです。
この動きがピザ宅配市場に新たな競争を生み、ドミノ・ピザの業績に影響を与えています。
ドミノ・ピザ閉店の背景にある深刻な問題
ドミノ・ピザの閉店は、単なる競合や経営方針の問題だけではありません。背景には、コロナ禍以降の無理な店舗拡大が大きく関係しています。
コロナ禍での急成長がもたらした影響
2020年以降のコロナ禍では、外食産業全体が大きな打撃を受ける中、フードデリバリー需要が急増しました。
この需要の波に乗り、ドミノ・ピザも積極的に店舗拡大を進めました。
しかし、その勢いが裏目に出る結果となります。
- 全国1000店舗のうち約400店舗が2020年以降に新規オープン
- 無理な店舗展開により不採算店舗が続出
- コロナ禍の追い風にもかかわらず、収益悪化で閉店が相次ぐ
特に、青森県や山形県では全店舗が撤退するという深刻な状況に至っています。
これにより、地域のファンからは大きな失望の声が上がっています。
日本人の消費傾向も影響?
さらに、日本人特有の消費傾向も閉店の一因と考えられています。日本では新しいものに対して一時的に大きな関心が集まる一方で、飽きが早いという特徴があります。ドミノ・ピザもこの傾向の影響を受け、ブームが過ぎた後の需要減少に直面しました。
社会の正常化とフードデリバリー需要の減少
2023年からコロナウイルスが第5類に移行し、社会が徐々に正常化する中で、フードデリバリーの需要は大幅に減少しました。
街中でもウーバーイーツの配達員を見かける機会が減少しており、これは業界全体の縮小を象徴しています。
まとめ
今回は、ドミノピザの閉店店舗一覧とその背後にある理由や背景についてご紹介しました。
オーストラリア本社の不採算店舗整理の方針や、セブンイレブンの宅配ピザ事業の参入が閉店ラッシュの主な要因となっています。
また、コロナ禍での急速な店舗拡大が経営を圧迫し、需要減少とともに不採算店舗が増加したことも影響しています。
今後の動向にも注目しながら、最新情報を随時チェックしていきましょう。