2025年2月4日、タレントの小島瑠璃子さんの夫で実業家の北村功太さんが急逝しました。
彼は温浴施設のデジタル化を進める企業「Habitat株式会社」の創業者であり、サウナ業界に革新をもたらす存在として注目されていました。
北村さんの死は、突然の悲報として多くの人々に衝撃を与え、経営していた企業の今後に対する関心も高まっています。
本記事では、彼の経営していたHabitatの最新の経営状況を振り返り、その後の展開にどのような影響があるのかを探ります。
北村功太とはどんな人物か？その経歴と一生の歩み
北村功太の基本情報
北村功太は1995年に東京都で生まれました。
青山学院高等学校を卒業後、同校系列の青山学院大学に進学し、在学中はラクロス部に所属。
大学生活では起業に興味を持ち、卒業後はデジタルマーケティング分野でキャリアを積み始めました。
その後、自身の会社を立ち上げ、若干の年齢で経営者として活躍を始めました。
仕事の軌跡：マーケティングからサウナ事業へ
北村氏は、まずWebマーケティング分野でキャリアをスタートさせます。
2015年、株式会社エブリーに入社し、人気の料理動画アプリ「DELISH KITCHEN」の運営に携わりました。
この経験を通じて、デジタルマーケティングの基礎を学び、その後のビジネス展開にも大いに役立てました。
その後、2017年にはオンラインとオフラインを組み合わせた新しいビジネスモデルを手がけるスタートアップ、株式会社バベルを共同創業し、COO（最高執行責任者）として企業運営に携わります。
この時期、スタートアップとしての運営方法や経営のノウハウを習得し、次のステップへとつながりました。
2020年には、自身が創業した【Habitat株式会社】で代表取締役CEOとしてサウナ業界に進出。
温浴施設のデジタル化を推進する事業を展開し、サウナ業界に革新をもたらす経営者として注目を浴びました。
小島瑠璃子との結婚：芸能人と実業家の異色のカップル
北村功太は、タレントの小島瑠璃子と2023年3月に結婚を発表しました。
二人の出会いは共通の知人を通じてで、交際が始まり、意気投合して結婚を決めました。
結婚後、北村氏は婿養子として「小島」姓を名乗り、家族ができたことを報告しました。
2023年8月には、小島瑠璃子が妊娠を発表し、2024年初めには第一子が誕生。夫婦は新しい家庭の一歩を踏み出しました。
小島は出産と育児を優先し、以前予定していた中国への留学は延期したものの、家庭を大切にしながら新たな人生を歩んでいます。
Habitat株式会社とその事業
北村が創業した【Habitat株式会社】は、温浴施設のDX化に取り組む企業で、サウナ業界のデジタル化を牽引しました。
主なサービスとしては、温浴施設向けのDXツール「habitat」や、移動型のサウナサービスを提供するトレーラーサウナ事業、会員制サウナ施設「CAVE by alpha」を運営。
これらのサービスは、サウナブームに乗って急成長し、業界内での評価も高まりました。
特に「サウナ業界の風雲児」として、その革新的なビジネスモデルは注目を集め、企業提携も進んでいました。
たとえば、2022年にはJ1リーグの浦和レッズとファミリーパートナー契約を結ぶなど、スポーツ業界とのコラボレーションも積極的に行われました。
経営難と急逝：事業の行方は？
しかし、Habitat株式会社の経営状態は2024年に急速に悪化。
決算報告では約1億5000万円の赤字を計上し、利益剰余金がマイナス3億円を超えるなど、財務問題が深刻化していました。
さらに、企業の総資産は1800万円に過ぎず、債務超過の状態に陥っていました。
これにより、再建を試みたものの、経営再建には至らず、2024年5月にはIT企業「ユナイテッド」からの融資を受けたものの、状況は改善しませんでした。
そして2025年2月4日、午後3時頃、北村功太は自宅マンションで小島瑠璃子と共に緊急搬送され、その後病院で死亡が確認されました。
彼の急逝は、経営難との関連性も指摘されていますが、事故か事件かの詳細はまだ明らかになっていません。
残された家族と今後の展望
急な悲報に、残された家族—特に1歳前後の子供の今後が注目されています。
小島瑠璃子がどのようにこれからの生活を支えていくのか、また、Habitat株式会社の事業がどのように継続されるのかも大きな関心を集めています。
経営者としてのキャリアを築きながら家庭を持ち、注目を浴びた北村功太。
彼の突然の死は、多くの人々に衝撃を与え、残された人々のこれからを見守りながら、その遺志がどのように受け継がれていくのかに焦点が当たることでしょう。
まとめ
北村功太さんの急逝は、彼の家族や事業に大きな影響を与えました。
創業した【Habitat株式会社】は、温浴施設のデジタル化を推進する革新的な企業として急成長を遂げましたが、2024年には財務状況が悪化し、約1億5000万円の赤字を計上。
経営再建を試みるも、困難な状況が続いていました。
北村さんの突然の死により、会社の今後の運営や、残された家族への支援がどうなっていくのかは注目されています。
事業の継続や新たな経営体制がどのように進展するか、今後も見守っていく必要があります。
