パリオリンピックが迫り、柔道ファンの間で大きな注目を集めているのが混合団体戦です。
日本の代表選手たちは、前回の東京オリンピックで銀メダルを獲得したこともあり、今回こそ金メダルを狙っています。
その中でも特に注目されているのが、女子52kg級の阿部詩選手です。
個人戦での2連覇を逃し、悔しい思いをしましたが、その後も成長を続け、今大会では混合団体戦の鍵を握る存在となることが期待されています。
果たして阿部詩は、パリで再び輝くことができるのでしょうか?
彼女の出場の可能性とその影響について、詳しく見ていきましょう。
柔道混合団体戦
東京オリンピックでは、日本は柔道で大いに期待されていました。
男女14階級で9つの金メダルを獲得するという圧倒的な強さを見せましたが、団体戦ではフランスに1-4で敗れて銀メダルに終わりました。
この結果、団体戦の重要性と日本の課題が浮き彫りになりました。
混合団体戦の試合形式
混合団体戦は、男子3人と女子3人の計6人で行われます。
男子は73kg以下、90kg以下、90kg超の3階級、女子は57kg以下、70kg以下、70kg超の3階級に分かれています。
各チームは先に4勝を挙げた方が勝者となります。
3勝3敗の場合はポイント差で決まりますが、それでも決着がつかない場合は無作為に選ばれた階級で代表戦を行い、勝敗を決します。
今回の大会には19チームが出場し、男子90kg級から試合が始まることが決まっています。
勝利チームは10点、優勢勝ちは1点、指導の差の勝利は0点とカウントされます。
3勝3敗の場合、ポイント差がつかない場合はゴールデンスコア方式の決定戦が行われます。
パリオリンピック 柔道日本代表の試合
オリンピックでは「魔物が棲む」とよく言われますが、前回の混合団体戦でもその魔物が顔を見せました。
準々決勝で金メダリストの阿部詩と大野将平が連続で敗れましたが、その後の4連勝で初戦を突破しました。
準決勝ではROC(ロシア・オリンピック委員会)を4-0で退けましたが、決勝で再びフランスに敗れました。
今大会では、日本は金メダル3、銀メダル1、銅メダル3を獲得し、柔道競技でトップに立っています。
フランスも地元の声援を受けて奮闘していますが、銀メダル2つと銅メダル5つを獲得しているものの、まだ金メダルは獲得していません。
フランスの威信を担うのは、100kg超級のテディ・リネールと混合団体戦です。
フランスの柔道人気は高く、地元開催ということもあり、審判の判断に影響を与える場面も見られました。
微妙な技に対する技あり判定や相手選手への早めの指導などがその例です。
日本選手 エントリー
柔道競技の最後を飾る混合団体戦は3日に行われます。
2日に各チームのエントリー選手が発表され、日本チームは女子52kg級の2回戦で敗退した阿部詩を含む14選手全員が登録されました。
女子78kg超級で左ひざを痛めた素根輝も登録されました。
混合団体戦は、試合ごとに出場選手を決める方式で行われます。
日本は第1シードとして2回戦から登場します。
柔道男女混合団体戦 日程
8月3日(土)、柔道競技の最終日には男女混合団体戦が行われます。
スケジュール(日本時間)
⚫︎予選ラウンド:17:00〜20:00
⚫︎準々決勝:22:00〜翌日0:00
⚫︎準決勝:翌日0:00〜2:00
⚫︎敗者復活戦:翌日2:00〜4:00
⚫︎3位決定戦:翌日4:00〜5:00
⚫︎決勝戦:翌日5:00〜6:00
日本時間では、8月3日(土)の午後5時から予選がスタートし、決勝戦は翌朝の5時に行われます。
長い一日を経て、日本チームがどのような結果を残すのかが注目されます。
まとめ
パリオリンピックの柔道混合団体戦で、阿部詩選手の出場は非常に期待されています。
個人戦での連覇を逃しましたが、その悔しさをバネにさらなる成長を遂げました。
今回のパリ大会では、日本チームの一員として再び金メダルを狙う重要な存在となっています。
特に、混合団体戦はチーム全体の総合力が問われるため、阿部選手の経験と技術が大きな鍵を握るでしょう。
彼女が出場するかどうかは、今後のエントリーリストの発表を待つ必要がありますが、多くのファンが彼女の活躍を期待し、応援しています。
パリの舞台で再び輝きを放つ阿部詩選手の姿に、期待が高まります。