- 最近、ちょっと不気味で不可解な体験をしました。
それは突然、私のスマホに知らない番号から電話がかかってきたことがきっかけです。番号は「+999100」。普段から知らない番号からの電話には出ないようにしているので、そのときも着信に気づいても無視しました。
しかし、しばらくして留守番電話にメッセージが残っていることに気づきました。
それを聞いてみると、あまりにも不自然で怪しすぎる内容だったのです。
留守電に残っていた謎のメッセージ
録音されていた音声は機械音声のような、不自然に翻訳されたような口調。
そして内容は次のようなものでした。
「テレちゃんにつなぎ、釣る場合は一応してください。」
最初は「え?」と耳を疑いました。
「テレちゃん?」
「釣る場合?」
「一応してください??」
明らかに日本語がおかしい。意味が通じそうで通じない。怪しさ満点のメッセージです。
そもそも「+999100」とはどこの番号?
不審に思い、この電話番号「+999100」についてすぐにネットで調べてみました。
しかし、有力な情報はほとんど見つかりません。
一部の迷惑電話情報サイトでは「不審な国際電話」「詐欺の可能性あり」との口コミはあるものの、詳細な情報はなし。さらに、今回の「テレちゃんにつなぐ」という文言に至っては、全く検索にヒットしませんでした。
つまり、何の目的でかけられた電話なのか、どこからかけられたものなのか、手がかりがほとんどない状態だったのです。
「テレちゃん」って何?
そもそもメッセージ内に登場する「テレちゃん」とは何を意味するのでしょうか?
考えられる可能性は次の通りです。
1. 機械翻訳の誤訳
海外の詐欺業者が自動翻訳ツールを使って日本語に訳した結果、不自然な言葉になった可能性があります。
例えば英語で「telephone agent(電話オペレーター)」や「tele-assistant(電話サポート)」といった言葉が誤って「テレちゃん」と訳されたのかもしれません。
2. AIによる自動音声のミス
最近は詐欺電話でもAIが音声生成してメッセージを残すケースが増えています。その際、音声データの誤認識や翻訳ミスが起こり、このような奇妙なメッセージになった可能性があります。
3. 故意に混乱させる狙い
そもそも意味不明なメッセージを残すことで、相手(私たち)に「何だろう?」と興味を持たせ、折り返し電話を誘発する狙いかもしれません。
「釣る場合は一応してください」とは?
こちらも不自然極まりない文章です。
ネット用語では「釣る=だます・引っかける」という意味もありますが、ここで使われているのは恐らく本来の意味ではなく、翻訳の誤りか意図的なものだと思われます。
推測としては「電話を折り返す場合は案内に従ってください」と言いたかったのかもしれません。
ですが、これが余計に怪しさを増しています。
これは詐欺電話?それとも悪戯?
この電話が何を目的としているのかは断定はできませんが、いくつかの危険性が考えられます。
考えられる目的
• 折り返し電話をさせ高額な通話料を請求する(国際電話詐欺)
• 個人情報を聞き出すための誘導
• 詐欺サイトやマルウェアに誘導するSMSを送る伏線
• 電話番号が有効か確認するためのテストコール
いずれにしても善良な目的ではないと考えて間違いないでしょう。
このような電話がかかってきたときの対処法
こういった不審電話への対応はとても重要です。以下のポイントを守ることで被害を防ぐことができます。
1. 絶対に折り返し電話しない
詐欺電話の基本は「無視」。折り返すことで高額請求が発生したり、個人情報が抜かれたりするリスクがあります。
2. 番号をブロックする
スマホの機能で着信拒否・番号ブロック設定をしましょう。
3. 留守電は保存しておく
証拠として残しておき、必要なら警察や通信会社に相談する材料になります。
4. 迷惑電話情報サイトに投稿する
同じ被害者が増えないよう、情報を共有しましょう。
5. SMSやリンクに注意
もし後日SMSなどで怪しいURLが送られてきても、絶対にクリックしないようにしましょう。
まとめ:知らない番号・不審な留守電には要注意
今回は私が実際に体験した「+999100」からの不審電話と、「テレちゃんにつなぎ、釣る場合は一応してください」という謎すぎるメッセージについてご紹介しました。
現代では、AI技術や自動翻訳の進化により詐欺の手口も複雑・巧妙になってきています。
だからこそ大切なのは「知らない番号には出ない」「不審なメッセージには反応しない」「冷静に対応する」ことです。
万が一、不審な電話を受け取った際には慌てず、今回紹介した対処法を参考に安全に行動してください。
あなたの大切な情報とお金を守るのは、まずは正しい知識と冷静な行動力です。
この記事を参考に、少しでも怪しい電話への警戒心を持ってもらえたら幸いです。